なんかエラーが出ると言ってる人をよく見かけるので。x264guiEx の作者様の手動導入の説明をちゃんと読めば方法は書いてあるのだけど読んでないのでしょうね。ここを見つけた人はだいたい libmono がうんちゃらかんちゃらだと思います。
作者様のブログのコメント欄を見ると Macなのに質問している人がいるし…。作者様にはご迷惑をおかけして申し訳ないです。
結論から言うと.NET Framework 4.5 を入れればいいだけです。(動画部分に関しては)
.NET Framework 4.5 のインストール方法
自分で入れることも出来るけど細かい設定が面倒なので同梱してある winetricks
を使うことを推奨します。EasyWine64.app
の場所は人それぞれだと思いますが、EasyWine64.app/Contents/Resources/wine/bin
に必要なものが入っています。
以下、ターミナルで作業。
PATH
環境変数に EasyWine64.app
に内蔵してある bin
ディレクトリを追加します。これは人それぞれなので自分の環境に合わせてください。$(getconf PATH)
の部分は余計なものを引っ張ってこないために入れてますが /usr/bin:/bin
とかでもいいです。
PATH=~/Applications/EasyWine64.app/Contents/Resources/wine/bin:$(getconf PATH)
EasyWine で使用している WINEPREFIX を WINEPREFIX
環境変数に設定します。
export WINEPREFIX=~/Library/Caches/Wine/prefixes/default64
Winetricks で .NET Framework 4.5 をインストールします。
winetricks dotnet45
インストーラのダウンロードが完了するとそのままインストール画面になるので[次へ]を押して進めていきます。この処理には数分かかることがあります。
もしかしたらターミナルが winetricks
を実行したまま止まっているかもしれませんがそのままにしておいて aviutl から x264guiEx の設定画面が表示できるか確認してみましょう。
EasyWineでx264guiExが動かないって言ってる人いるけど【ちゃんと設定すれば】使えるよ pic.twitter.com/1o3DqmqCuK
— よ&超麻婆豆腐 秋例お疲れ様でした (@mattintosh4) October 22, 2019
qaac を使いたい場合
qaac の動作には下記の3つのライブラリが必要なはず。QuickTime for Windowsは既に古くなっているので新しいバージョンのエンコーダを使いたい場合は iTunesのインストーラから取り出す必要がある。個別の取り出し方に関しても下記リンク参照。よくわからない場合は neroAacEnc.exe をウェブアーカイブから取得して plugins
ディレクトリに突っ込んだ方が早い(QuickTime for Windowsの最終版と neroAacEnc 1.5.1 の品質については比較していないので知らないが neroAacEnc 1.5.1 の方が良さそう)。
- CoreAudioToolbox.dll
- CoreFoundation.dll
- libdispatch.dll
(メモ)無音を追加したい
音声が付いてないとダメな場合は ffmpegの anullsrc
で無音を追加すればよい。
ffmpeg \-f lavfi -ianullsrc=channel_layout=stereo:sample_rate=44100\-i foo.mp4 \-c:v copy \-c:a aac \-shortest\ bar.mp4