60% 自作キーボードをお使いの方は結構いると思うのですが 「QMK で配置はこれにしてるよ!」みたいな記事はあまり無い気がするので自分のを公開してみます。まだ試行錯誤しているところなので QMK Configure を使っています。
先に書いておくと私は Linuxと macOSを使っていて、インフラエンジニアなのでシェルの操作をすることが多い人間です。テキストエディタは VIMを使いますがシェルや macOSでは Emacsキーバインドを使います。
変則的なキーマップだと気分で普通のキーボードに交換したときに脳内キーリマップが面倒なのでおとなしめな配置だと思います。
2020年5月18日
Layer 0
CapsLockは使わないので左 Ctrlに割り当てています。左 Ctrlの元の位置には Fn 1を割り当てています。Markdownや Asciidoc で仕様書を書いたりすることが多いのでコードブロック等で `
をよく入力しますが Fn 1だと微妙に押しづらいので右親指の位置に Fn 2を割り当てて Layer 2 で `
を入力するようにしています。
ホームポジションが崩れるので文字入力中はあまり使いませんが右下には Anne Pro 2 のタップ機能と同じようにカーソルキーを割り当てています。Anne Pro 2 ではタップキーのキーリピート機能はありませんが、QMK の場合はダブルタップでキーリピートがかかったり、Shiftとの組み合わせで範囲選択も出来るので結構使いやすいです。
macOSだと左 Commandと左 Optionの位置が逆になりますが、これは Layer 2 で切り替えられるようにしています。
Layer 1
カーソルキーの操作はこのレイヤーを使っています。配置は VIMと同じです。右側の配置は 87 テンキーレスキーと同じにしていますが Lを使うので Insertを削っています。バックライトなどの配置はデフォルトのままです。Backspaceは Deleteで使っています。
Anne Pro 2 だとこのレイヤーでファンクションキーが macOSのメディアコントロール(ボリューム操作等)になるのですが QMK の場合はそのままファンクションキーを入力したことになります。
Layer 2
macOSで Layer 1 のファンクションキーがメディアコントロールとして使えないのでこちらで定義しています。iTunesはあまり使わないので Previous、Play、Nextは適当です。ノート PC で使うことがあるので Brightness Down、Brightness Upなどもこちらで定義。マウスはおまけ程度に定義しています。
QMK を使ったキーボードは macOSの Karabiner-Elements でリマップが出来ないので Optionと Commandの入れ替えをここで定義しています。Toggle LAlt/LGUIがあればよかったのですが QMK には無いっぽい?
Backspaceには Ejectを割り当てているのですが、これは macOSで Ctrl + Shift + Ejectでディスプレイをスリープさせるためのものです。
とりあえずこんな感じ。Shift and Space を割り当ててみたりしたけど Ctrl + Spaceで全角半角切り替えを行っているせいかタイミングが合わなかったりするのでやめました。LT とかも上手く使えるようになって面白いことがしたいなぁ。あと N/Aと ▽の重なりを上手く使える配置が思いつかない。色々覚えるときっとすごく使いやすい配置が作れると思うんだけどまだまだ未熟です。